
自分についての研究記録をつくる
自己分析ブックは、自分についての研究記録です。
自分の性格や才能を一度分析して、「私はこういう人」と答えを出すためのものではありません。
日々の出来事、考えたこと、興味を持ったこと、うまくいったこと、うまくいかなかったこと。
自分について気づいたことや、試してみたことを少しずつ記録していきます。
そして、ときどき過去の記録を読み返してみる。
すると、以前は別々に見えていた出来事がつながったり、何度も繰り返していることに気づいたりします。
「そういえば、昔からこれが好きだった」
「私はいつも、こういうときに動き始める」
「以前は苦手だったことが、いつの間にかできるようになっている」
「違う出来事だと思っていたけれど、根っこは同じだった」
そんな発見が少しずつ増えていきます。
点だった記録が、線になり、やがて自分なりの構造が見えてくる。
それが、自己分析ブックのおもしろさです。
自分を「決める」のではなく、知っていく
「自己分析」という言葉からは、質問に答えて自分の性格を分類したり、自分の強みや弱みを見つけたりすることを想像するかもしれません。
でも、自己分析ブックは少し違います。
人は変わります。
環境が変われば、考え方も変わる。
できることも増える。
興味の対象も変わる。
だから、「本当の自分はこれ」と一度決めてしまう必要はありません。
むしろ、変わっていく自分をそのまま記録していく。
その記録を長い時間軸で眺めてみると、変化している部分と、何度も繰り返し現れる部分の両方が見えてきます。
変わっていく自分の中に、変わらないものを見つける。
そのための記録でもあります。
手帳との関係
自己分析ブックと手帳は、よく似ています。
どちらも自分について記録するものだからです。
でも、役割は少し違います。
手帳は、日々を記録する場所。
自己分析ブックは、そこから自分を研究する場所。
手帳には、その日の予定や出来事、考えたこと、気づいたことなど、日々の「点」が残っていきます。
その中から、
「これは覚えておきたい」
「前にも同じことがあった」
「自分はどうしてこうしたんだろう?」
と思ったものを拾い上げていく。
それを自己分析ブックに残しておくと、時間が経ったときに、別々だった点がつながって見えてくることがあります。
だから、自己分析ブックは手帳の代わりではありません。
手帳と一緒に使うことで、自分についての記録がより立体的になっていきます。
会員サイトで学んだことを、自分のものにする
会員サイトでは、自分について考えるためのさまざまな知識や視点を扱います。
レッスンで知識を得る。
ミッションで実際に試してみる。
でも、そこで得た知識は、そのままではまだ「自分の知識」ではありません。
実際に自分の生活の中で使ってみて、
「自分の場合はどうだった?」
「これは自分にも当てはまる?」
「思っていたのと違った?」
「ここから何がわかる?」
と考えてみる。
その過程を記録していく場所のひとつが、自己分析ブックです。
つまり、
知る → 試す → 記録する → 振り返る → 自分についてわかってくる
という循環をつくっていきます。
会員サイトで得たものを、そのまま覚えるのではなく、自分自身の経験を通して、自分の中に落とし込んでいく。
自己分析ブックは、そのための器でもあります。
何を書けばいい?
「自己分析」という名前がついていますが、特別なことを書く必要はありません。
たとえば、
- 最近気になっていること
- 何度も繰り返していること
- 好きなもの、惹かれるもの
- 苦手なこと、避けたいこと
- うまくいった方法
- うまくいかなかった方法
- 人との関わりで気づいたこと
- 本を読んで気になったこと
- 実際に試してみたこと
- 昔の自分との違い
- 「なぜか気になる」という感覚
- 後から振り返って意味がわかった出来事
など。
きれいにまとめる必要もありません。
そのときには意味がわからなかったことが、数年後に読み返すと重要な記録になっていることもあります。
だからこそ、「これは自己分析になるだろうか?」と考えすぎず、まず残しておく。
それも自己分析ブックの使い方のひとつです。
自分専用の「取扱説明書」へ
記録を重ねていくと、少しずつ自分のことがわかってきます。
どんな環境なら力を発揮しやすいのか。
何が自分を動かすのか。
どんなことに時間を使いたくなるのか。
何を大切にしているのか。
どんなときに調子を崩しやすいのか。
最初から答えを用意するのではなく、自分自身の記録から、自分についての情報を見つけていく。
そうしてできあがっていくのが、「自分についての研究記録」です。それは自分をどう使うか知るための「取扱説明書」にもなるでしょう。
もちろん、それも完成するものではありません。
環境が変われば、新しい発見があります。
考え方が変われば、過去の記録の見え方も変わります。
だから、自己分析ブックは一冊で終わりません。
一冊目の自分が、二冊目の自分につながっていく。
自分についての本を、自分自身で少しずつつくっていく。
それが、自己分析ブックです。
自己分析ブックのそもそもの発想



自己分析ブックとしてのオススメノート
以前はモレスキンのフォリオ(A4)を愛用していましたが、廃版となったため、現在はコクヨの記録研究用ノートを愛用しています。個人的にハードカバーが好きなので、ちょっとお高めですが、ソフトカバーの安価なものもありますので、是非ご検討ください(いや、回し者ではないので、なんでもいいんですけどね)

オックン。教授お好きなノートを見つけてね!
スクラップ前提なので、サイズはA4がオススメです。
