自分の物語を豊潤にするということ③

自分の物語を豊潤にするということ③

 

自分の物語を豊潤にするということ
自分の物語を豊潤にするということ②

 

タロットカードに「THE STAR」というカードがある。
誰が見ても、素敵なイメージがわくカードだ。

タロットカードはそのデッキによって、描かれていることが少しずつ違ったりするのだが、
多くは裸の女性が両手に壺を持ち、大地に水を注ぎこんでいる。

 

タロットカード(スター)

 

女性の頭上には星が輝き、
大地は女性の注ぐ水によって潤され、
豊かな実りに恵まれている。

タロットカードにはたくさんのシンボルが描かれ、アトリビュートがちりばめられている。

裸の女性は多くは、純真で無垢な姿、ありのままの自分を表す。
水は愛情や、情緒、感受性やインスピレーション、想像力などを表す。
裸の、何も飾らない、肩書きや社会的な身分や、地位や名誉、過去も未来も関係なく、
ただ、ありのままの姿の自分から溢れて、注いでも、注いでも、枯れることのない泉。

それは、本人にとっての希望でもあり、想像し、創造していく力。
無償で注がれ、枯れることのない、その絶え間ないものは、人々にとっても希望となる。

自分の中から溢れ、どんなに奪われても、また生まれるもの。

枯れない泉はつまり、いつまでも金の卵を産み続けるガチョウでもある。

これが、物語を豊潤にしていくこと、そのものである。

物語が豊潤になることは、
ただ単に、個人の成功や幸せではなく、放射線状に広がっていく輝きの連鎖なのである。
自分以外の人を輝かせ、その個性を活かし、際立たせることであり、
共に、さらに大きく、多くのことを成していくことなのである。

単なる個人の成功や夢の成就に始終することなかれ。

志を秘めよ。
志の前では単なる失敗や、不幸、不運など問題ではなくなる。
むしろ、それらは、志の前で、必要なものとなり、血肉となり、大きな物語へと育つための糧となる。

 

おわり。