瀬をはやみ 岩にせかるる滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ
流れとは何か
流れというものがある。
流れというのは、すなわち、
運であり、運命であり、運勢であると言える。
そう言い換えたとき、
それを点でとらえるのか、線でとらえるのか。その視点は重要である。
占いをしている、生業、プロと名乗る人でも、
この運、運命、運勢、はたまた宿命ということにおける区別ができていない人がいる。
それ以前に、占いの結果と解釈の区別もついていない占い師すらいる。
今ある占いの世界とは、そういう業界である。
※ただし、日本における現状※
おそらく、それは占いの業界だけの話ではないはずだ。
物事を本質から理解していれば、どの専門分野にいようが同じことが起こっていることを即座に理解できるはずだ。
自分の専門分野に置き換えられるはずだ。
もし、自分の専門分野に置き換えられない場合、
あなたは、その専門分野について、学んでいるのではなく、
答えを収集しているだけになっていないだろうか。
参考:オクシタニアのエクリチュール「答えの出し方を学ぶ」
それらは、リテラシーの問題でもあり、
見せられているのではなく、見ているという物事に対する姿勢、人生に対する姿勢の問題でもある。
参考:オクシタニアのエクリチュール「見せられているのか?見ているのか?」
運や運勢を捉えること。
それを活用してよりよい局面を生きていくということ。
それらは何もそんなに特別で難しいことではない。
自分の専門分野で活躍している人であれば、それがもうすでにできているはずだ。
ビジネスの世界であれば、トレンドとか流行と言い換えてもらっていい。
心理学で言えば、集団意識や集合的無意識と言い換えてもらえばいい。
これらは同じもののことである。
時に、流行や、時代の流れ、他人の流れと自分の流れを混同する人が良くいる。
そして、結果的に「世の中の半分は間違った願い事でできている」という現象が起こる。
参考:オクシタニアのエクリチュール オクノイン「世の中の半分は間違った願い事でできている」
そして、一口に流れと言っても、視点により、いくつかの区別ができる。
Written & Photographed by Aki Kunitake