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人生を物語に見立てる手法③

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物語を食べて生きている。

私は文字通りたくさんの物語を食べて生きてきた。
たくさんの本、たくさんの映画、実際に出逢う人々からもたらされるもの。
世の中にはたくさんの物語があふれている。

占いもまた、その物語のひとつである。
そして、占いは特に”私”の人生という物語を説いてくれる、最も興味深いもののひとつだ。
人は誰に教えられることもなく、物語を紡ぎ、語り、生きてきた。
なんでもない星という点と点をつないで、星座という物語を描くように。

人はなぜ物語を紡ぐのか。
なぜ、ありもしない物語に魅せられ、
実際的には生きることに役に立たないのになくならないのか。

その問いに特に答えはなくともよい。

たくさんの物語。
それらは、”食べる”というその行為そのものの結果として、
私の血肉となった。
私の人生と言う物語の中で、出会う物語たちは、その時々で
私にさまざまなものをもたらした。

さまざまな感情(喜びも、悲しみも、怒りも)、
豊かな感性、深い思索、先人たちの知恵、うごめくもののデトックス(浄化)・・・
とりわけ、インスピレーション。

そして、それらは私の人生において
目の前の人々のありのままの姿をとらえ、その人の人生を尊ぶという姿勢を形作った。

まったく違った人々が、まったく違う個性的な物語を描いていることに途方もない感動とめまいを覚える。

すべての物語に尊敬と賛辞、深い感謝を。

おわり

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この記事を書いた人

オクシタニアのオックン。です。
「自分軸」や「自己分析」について日々研究を重ねています。
オクシタニアの活動の他に自由大学で教授も務めています。

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